正しいダイエットの知識


  • ダイエットとは、単に体重を減らすことではなく、生活や運動などを行う上で必要となる栄養を適正に得ることです。痩身という意味ではありません。
  • ウエイトトレーニングなどを正しく行い、筋肉を肥大(基礎代謝量)させ、食べた物が脂肪に変化しにくくすることが重要です。
  • 標準体重にもかかわらず「自分は太っている」と思い違いをしている人が多い。20歳代では約70%もいるといわれています。
  • 筋肉を肥大するには長い時間がかかりますが、トレーニングを始めると筋肉を収縮する蛋白(プロテイン)が増加し、筋肉のカロリー消費が活発になります。その効果は年齢を問いません、とにかく楽しみながら体を動かしましょう。
  • 正しい体重減少は月に1~2kgにすべきであり、それ以上の急激な減少は、不自然で、拒食症や過食症などを招きます。
  • 20歳代はカルシウムの骨への蓄積の年代であるため、誤った食事制限は「骨粗鬆症」の原因ともなります。
  • 体重も身長に対して何kgだから太っているとか痩せているとか考えがちですが、医学的にはその判断だけでは正しくありません。体重よりも重要なのは、体脂肪率であり、基礎代謝量であります。しかし、現在一般的に行われているダイエット(痩身)は、何らかの方法(低カロリーの食品・脂肪を燃焼させるというお茶・エステサロンの痩身マッサージ 等)で、とにかく体重を減らそうとするものが多いようですが、この考え方は正しくありません。何kgよりも体脂肪がどうなのかに先ず、着目をする必要があります。しかし、脂肪は一度身体に蓄積されるとマッサージや痩身茶などでは、燃焼(減る)しません
  • 脂肪を減らすには、エアロビック系運動(散歩・ショギング・サイクリング 等)を食事などから得たカロリーよりも多く、運動などで消費をしてしまうことで体脂肪率が下げられます。運動はその運動中にも脂肪を燃焼しますが、運動を終了したあともその影響が何時間も身体に影響を及ぼし、カロリーをたくさん燃焼させてくれます。
  • ダイエットが必要と考えるならば、食事の制限と併せて必ず運動を行わないと、食事制限をやめた時点でまたもとの体重に戻る(リバウンド)ばかりか、筋肉が減り太りやすい体質になります。さらに、効果を高めるためと、太りにくい体質を造るには、筋肉(基礎代謝量)を増やすことで、同じ時間同じ運動を行った時のカロリーの消費量が増え、無理や食事制限などを行わなくても、太りにくくなります。子供達と女性に肥満が多いのはこの筋肉量が少ないからです。

善玉コレステロールを増やす

善玉コレステロールを増やすには、少なくとも1回に30分以上、1週間で計2時間以上の運動量が必要である。血液中の余分なコレステロールを回収することから「善玉」とされるHDLコレステロールは、運動によって増えるとの指摘はあったが、どの程度行うべきか明確な指標はなかった。ウォーキング、ジョギングなど有酸素運動によるHDLコレステロールの変化に関する25の研究論文のデータを解析した。 それによると、HDLコレステロールの上昇には、週当たり推定消費エネルギーで900kcal、時間にして2時間以上の運動量が必要だった。一般に1時間の速歩きで300kcal程度消費するとされる。運動1回当たりでは、30分以下ではほとんど効果がなく、以降10分増すごとにHDLコレステロールは約1・4ミリ・グラム上昇した。運動の激しさとは無関係だった。足腰を鍛えたり体脂肪を減らしたりするには、短時間の運動をこまめにすることも効果的とされるが、「HDLコレステロールの改善には、ウォーキングなど30分以上のまとまった運動を週に数回行う必要があるとみられる」(平成19529日 読売新聞)